2015年:年間テーマ「アジアの議会政」趣旨説明

投稿者: | 08/07/2015

2015年のアジア法学会の年間テーマは「アジアの議会政」です。

次回の研究大会は、2015年11月14日(土)・15日(日)明治大学

アジアの議会政

近年、憲法学、比較憲法学、政治学において、議会政(議会制)研究が隆盛を見せている。その要因・問題意識としては様々な論点が指摘できる。熟議民主政論の勃興、リベラル・デモクラシー論の再評価、直接民主制に対する議会制民主主義論の位置付け、国会中心主義対内閣中心主義、コンセンサス型デモクラシー対多数支配型デモクラシー、「民意」の直接表明と選挙を通じた「民意」、グローバル化による国家主権の相対的低下に伴う議会の地位低下、議会政(議会制)を支える政治家と政党の腐朽と劣化、政治不信と政治的無関心の蔓延、選挙制論と政党法制の再検討、議会審議の活性化と議会の本来的役割の考察などである。

の現状と動態を検討する(報告論題は現時点では仮題です)。

本企画は、執行権の強大化の下で相対的な地位低下に悩んでいる議会をどのようにして国民主権機関として復権させていくのか、民主化の進展しつつあるアジア諸国において議会制民主主義をどのようにして実質化していくのかを考察して、あるべき議会政治のありかたを模索し展望するという問題意識のもとに、議論を深め、論点を明確にして、アジア法学会のシンポジウムとしてふさわしい内容のものにしていきたいと考えている。